香織さん

  • 香織さん
  • 電気通信会社で働く理系女子 香織さん

    経歴

    電気通信大学電子通信学部人間コミュニケーション学部
    現在 某電気通信会社勤務


    メインインタビュー

    ―電気通信学部なのに人間コミュニケーション学科とは珍しいですね。

    ―謎が多い学科ですが、多種多様な勉強をしていました。心理学もあれば、実際にグラフィックを作る授業もあったりしました。


    ―大学時代の研究は何をしていましたか。

    ―3軸加速度センサを使った姿勢検出の研究です。
    みなさんは加速度センサを知っていますか。その名の通り、加速度(速度が一定の時間あたりにどれだけ変化したか)を測定するための機会です。適切な信号処理を行うことによって、傾きや動き、振動や衝撃といった様々な情報が得られます。今では、携帯電話に加速度センサがついていることは珍しくはありません。 万歩計やスマートフォンを傾けたり、振ったりすることで機能するアプリやカメラの手振れ防止機能等が使われています。
    研究では、加速度センサで検出した波形をもとに、姿勢を検出するアルゴリズムを考える研究をしました。
    高齢者と常時一緒にいなくても、介護者がセンサを持っていれば、転倒したときにそのことをすぐに把握できて駆けつけられます。さらに「アドホックネットワーク」で情報を家族や病院に伝えよう。
    実際に座ったり転んだりして波形を計り、それをもとに転んだことがわかるようにしました。


    ―香織さんのお仕事はなんですか。

    ―以前は皆さんが使っている携帯電話をより使いやすくするために、どんなふうに動作したら使いやすいだろう、どんなサービスがあったら喜んでもらえるだろう等を考えて企画する「サービス開発」の仕事をしていました。
    現在は部署が変わり、携帯電話をPRするために、いろいろな企画をしています。例えば電車の中吊り広告を考えたりしています。


    ―以前所属していた部署では、実装化も自分たちで行うのですか。

    ―実際には行いません。私たちは携帯電話の上で動くサービスについて、ターゲットやビジネスモデルを決めて企画を立てたり、企画が採用されると実際の仕様(機能や性能・操作方法の設計)を決めたりします。
    実際に作るエンジニアは別にいます。ただ、開発が終わった後の試験や、サービスが始まった後の改善は私たちの仕事です。


    ―1つの企画が実装されるまで、どのくらいの時間がかかりますか。

    ―企画によってバラバラですが、長いものだと年単位で温める企画もあります。一緒にサービスを企画する仲間やエンジニアと何度も何度も話し合いを重ねて作っていきます。企画が不採用になることも珍しくありません。

    ―女性が育児をしながら働いたり、両立することは難しいイメージがありますが。

    ―私の会社では女性が働きやすい環境が整っています。例えば「時短制度」があります。17時に仕事を切り上げて帰ることができるので、お子さんを幼稚園に迎えに行くことができるようになったり、母親の負担を少しでも軽減できるような工夫がされています。今では多くの企業で、女性のための環境が整えられつつあると思います。


    ―香織さんの目標は何ですか。

    ―「居てくれてよかった」と思ってもらえる人になることです。たくさんの経験をして、たくさんの知識を身に着けたいと思います。そして「どこに行っても大丈夫」な人になりたいです。


    ―高校生へメッセージをお願いします。

    ―なぜか失敗はしてはいけないと思っていませんか。大抵のことは失敗をしてもやり直しは何度でもできるものです。頭の中であれこれ考えて行動することを躊躇しているのではなく、実際に動いて、自分が納得するまでやってみることが大切です。


    香織さんありがとうございました。

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