中山佳奈さん



経歴

福井県立藤島高校
大阪府立女子大学理学部環境理学化 入学
三年次より 神戸大学理学部化学科 編入
神戸大学大学院 自然科学研究科科学専攻 進学
日本ロレアル株式会社 入社
現在 日本ロレアル 研究開発センター メイクアップ研究所


メインインタビュー

―理系に進もうとしたきっかけはなんですか。
―テニス部に所属していて、日焼け止めを塗っても塗っても日焼けするので、化粧品会社に入って自分で日焼け止めを作ろうと思っていたことがきっかけです。その頃は英語、理系科目が得意で、国語は苦手でした。

―三年生で編入しようと思ったきっかけはなんですか。
―編入前は理系科目全般を学んでいました。それも面白かったけど、化学に絞りたいと思うようになり、編入という道を見つけました。
編入後は、学科の人数が30人と小さく、つながりが強くてみんな仲がいいです。今でもよく集まります。

―中山さんのお仕事について教えてください
―入社時からアイシャドウの研究開発をしています。大きく分けると二つの仕事内容があって、製品開発(すでに発売の決まっている製品を発売に向けて必要なテストをしたり、他部署とやり取りをして改良していく)と、処方開発(発色をよくする、モチをよくする、どの観点からアプローチするかを定め、製品そのものの質を向上させる。処方とは料理お菓子作りのレシピのようなものでそれらの加工プロセスも検討)の両方に携わっています。

―一日のタイムスケジュールを教えてください
―日によってやることは違いますが、
9:00 出社

メールチェック、できるものはすぐ返信
重要・緊急な件をリストアップ

試作・テストサンプル
プレゼンテーションまとめ、マーケットリサーチ
上司への報告、他部署とのやり取り、ミーティング
等、日によってやることは異なります

18:30 退社
ロレアルではオン・オフの切り替えをはっきりしていて、きっちり退社します。

―残業をしなければならないことはありませんでしたか。
―1度もありません。

―では、仕事で大変だと思うことはなんですか。
―確実なものをたくさん作るのが大変です。買ってもらったらすべて満足してもらえるように作らなければならない。例えば100個作ったうち1個が品質が良くない、というのはダメなのですよ、それにあたるお客様もいるのですから。ビーカーで作るのと工場レベルで作るのでは、出来上がる製品の性質も変わってくるし、微生物、気候、輸送、お客様のハードな使用にも耐えうるように作る必要があるのです。これまで当たり前だと思っていたことがとても大変だとわかりました。

―逆に、どういうことにやりがいや喜びを感じますか
―特に苦労した色や思い入れがある色がちゃんと生産されてお店に並んで、いい評価をもらえたり、お店にあったね、と友人が教えてくれた時がうれしいです。

―これからの目標を教えてください。
―英語をブラッシュアップしたいです。パリ、ニューヨークのマーケティングチームやラボ、中国の工場などいろいろな人たちと関わりますが、コミュニケーションツールはやはり英語なので。

―英語の勉強はどういう風にされているのですか。
―外国人の友人も増えたので、会話をしたり、先生に習ったり、NHKラジオでの語学講座を聞いたりしています。

―最後に、女子中高生に向けてのメッセージをお願いします
―私の場合、振り返ると学生時代に打ち込んでいたテニスが、化粧品に興味を持つきっかけになって、今の仕事につながっています。今しかできないことを一生懸命やって、充実した学生生活を送ってください。


予習編はこちら
本編はこちら