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鏡味真矢さん

リクルートキャリアで就活支援に携わっている鏡味真矢さん(2015/11/20)





経歴

私立南山高校女子部 卒業
名古屋大学農学部資源生物科学科 卒業
研究室では動物生理学を専攻、ウズラ脳の雌雄差について研究
名古屋大学大学院生命農学研究科 応用分子生命科学専攻 修了
名古屋市に本社を置く化学メーカーに就職
プラスチックフィルムの研究をする
結婚に伴い26年住み続けた名古屋から東京に引っ越し
現在 株式会社リクルートキャリアで大学生・大学院生の就職活動支援に携わる


メインインタビュー

-鏡味さんの中高生時代を教えて下さい。
―当時、英語に力を入れている中高一貫校に通っていました。
中学1年生から高校1年生の間は特に英語に力を入れて勉強していましたね。その甲斐あって学校の中で成績優秀者が行く事が出来るカナダへの短期留学の権利を獲得し、そこでは貴重な経験をする事が出来ました。その影響もあって当時は大学の英米科にも興味がありました。
実は小さい頃から英語を使ってお仕事をするホテルマンに憧れていました。

-それではなぜ理系を選択されたのですか。
−理系に進む決め手は、自分が大学でどのようなことを学びたいのかを考えた先にありました。先程言った様に、他にも興味関心事がありましたが一番心を動かされたのがやはり理系の分野でしたね。特にプラスチックが土に還るということに衝撃を受けた自分がいて、このように科学を利用して環境問題取り組んでいる事に非常に興味を持ちました。
これが大学で環境系の分野に進もうと思ったきっかけです。
実は高校生の頃、私自身ストリートバンドの追っかけをしていた頃があって、周りの友達のことは気にせず自分が追求したいと思うことにとことん突き進むのは、今思えば理系の気質からかもしれないですね。(笑)

-大学ではどのような勉強をしていたのですか。
―主に畜産に近い分野をやっていました。大きく分けて植物分野、動物分野の教科を勉強し、3年生からは植物コースと動物コースに分かれました。
私は動物コースだったので週に1回農場に通っていました。皆でお揃いのつなぎを着て牛の採血や牛のお尻に手を入れて直腸検査など牛の体の仕組みを知るために様々なフィールドワークをしました。
農学部という事で周りに女子も多かったので楽しかったですね。

-高校生時代のことをお聞きしていると鏡味さんは植物コースを選ばれるのかと思っていたのですが、なぜ動物コースを選んだのですか。
―そうなのです。畑を耕していた祖母の影響や薬について関心があったので私自身植物に興味があると思っていたのに、いざ大学に入ってみるとあまり授業が面白くなくて…(笑)
植物コースと動物コースの選択をする時は自分達に近い動物に興味があったので迷わず即決しました。
もしかしたら結構直感で自分が赴くままに決めてしまうタイプなのかもしれませんね。

-研究室時代の事を教えて下さい。
―研究室では動物生理学を専攻し、ウズラ脳の雌雄差について研究していました。
実は大学生の頃にやっていたホームセンターでのペットを扱うアルバイトでハムスターにおもいっきり噛まれてケガをしてしまったのです。
このことが原因でマウスやラットに対してトラウマになってしまい、それ以外の動物を実験体として扱う研究室の中で興味のある研究内容を選びました。
雄と雌が生まれていつから、体の何の仕組みによって雌雄差を示すのか、一人一人の仮定を元に研究を進めていったので、個人で研究を進めていくことが多かったですね。

-それでは研究職時代のことについて教えて下さい。
―食パンを包む袋のプラスチックフィルムの開発に私自身が責任者として携わりました。 袋の印刷の文字が剥がれないできれいに載ったり、ぞんざいに扱っても容易に袋が破れたりしない様フィルムのレシピを考えなければなりませんでした。
あまり大きな会社では無かったためチームで1つの製品を作り上げるというよりも他の場所でも動いていました。比較的個人作業が多かった気がします。
同時期に何個もの製品の掛け持ちや開発に上手くいかなかったときはとても大変でした。けれども自分が開発、製作に携わった製品が厳しいチェックを経てスーパーなどの店頭に並んでいるのを見かけるとやはり嬉しいですね。そこにやりがいを感じています。

-その会社を選んだ理由はありますか。
―会社の製品を使用するお客様のことを一番に考える、という会社のスタンスに惹かれました。実際に働いてみて、1つの製品を完成させて世の中に多く出回る様になるには開発の力だけではないことがわかり、営業の方、物流の方や製造の方々の支えがあってこそ成り立っているものだと再確認する事が出来ました。

-それでは今のお仕事に転職したきっかけについて教えて下さい。
―結婚で名古屋から東京に移り住む際、転職をする事にしました。
次の転職先は技術系だけではなく、もっと人と直接関わる様なお仕事も選択肢に入れようと考えていました。そこで1番初めに決まったところが今の会社になります。前の会社では製品が合格か不合格か自分に戻ってくるのに時間がかかったのですが、今の仕事は相手の反応がすぐ返ってくるので、次の行動に移せてそこに楽しさを感じていますね。

-今のお仕事の中で大変なことはありますか。
―私自身は理系で、大学院卒で研究職という道しか通っていないので、例えば文系の方々の事はやはり自分の経験からでは想像出来ない事、知らないが多々あります。
わざわざ話を聞きに来てくれた学生さんに的外れな事しか言えなかった時はとても申し訳なく思ってしまいます。そのためには会社の文系の方にお話を聞いてみたり、大学でのガイダンスの前には学食にお邪魔したりして少しでもそれぞれの大学の学生さん達の様子がわかればいいなと思っています。

-最後に鏡味さんの今後の目標を教えて下さい。
―最近就活イベント等で出産・子育てを経てからの女性のキャリアに関しての質問をよく耳にします。
自分も就職活動の際に気になっていた事でもあり、また周りに参考となる様な人が見つからなかった気がします。なので、自分の今後の目標として就活生の身近な参考となる様なロールモデルの1人になれたらいいなと思っています。


鏡味さん、貴重なお話をありがとうございました。


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