∼2018年7月∼

リケチェン!では理系を目指す女の子のためのイベントを開催しています。
こうしたイベントが将来,理系に進む女の子を後押しするものになればいいなと思っています。
なぜなら,私を理系の道に後押ししてくれたものの一つがリケジョ向けのイベントだからです。

初めて理系女子のイベントに参加したのは中学3年生の時です。
そのイベントで,社会で活躍されている「リケジョ」の方のお話をたくさん聞きました。
理系の職業といっても,さまざまな分野があることや理系の道でも女性が活躍できるということを知りました。

このイベントがきっかけでお気に入りになった本があります。
それは,「カソウケンへようこそ」(内田麻理香・著、講談社)です。
カソウケンと聞いて思い描く漢字は「科捜研」。
でも,実はこの本の「カソウケン」というのは「家庭科学総合研究所」を略したものなんです。
家庭が研究所で家族が研究員。もちろん,研究テーマは「家庭の科学」。
家庭にあふれている科学がわかりやすく解説されています。

洗濯も掃除も料理も科学なんだなということに気づかされ、科学が身近なものに感じられます。
科学は遠い存在ではなく,とても近くにあるものだということを知ってもらいたいです。