大学生ワークショップ《後半》

《後半》
 文系の大学生にも理系の学科のことを、理系の大学生にも文系の学科のこと、
そして、自分の専攻している分野とは違った分野の学科のことを知ってもらいたいという思いから、
8月30日に「大学生ワークショップ」という企画を実施しました。
 2部構成のこの企画。第2部では、大学生に商品の開発をしてもらいました!分野の違う5人の大学生。彼女たちが考え出した商品を紹介します。

*テーマ*
自分の専門分野を生かして子供向けのおもちゃの商品を提案してください。




 ひなこさんが考えたこのおもちゃ。これは、CDと絵本がセットになったおもちゃです。言葉を簡単に学べるように2つがセットになっています。
英語を学び、上達させるには小さい方が良いと言われがちですが、実際は何歳からでも良いので、大人も楽しめる上に学べることもできます。
絵本を読みながらCDを聞き、一緒に発音することで英語力がより身につきます。



 ゆきなさんが考えたのはなんと肺の形をしたボール!解剖をやったことで気付いたことが詰め込まれています。
肺は意外とふわふわしていて、脆く破けやすいので、その事実を知って欲しくて考えたそうです。肺がん患者が多いという背景もあります。
肺はすぐに汚れてしまうという特徴もあるので、大切に使う必要があるおもちゃです。
また、ふわふわしているので、子供の指の運動にも最適です!



 めぐさんが考えたのは自転車発電ができるおもちゃでした。
自転車が止まっているときは電灯の光がつかない。これは大人にとっては普通のことですが、子供目線になると、電気がどのような存在なのか分からない上に貯められるものではないことも知らない場合が多いです。
自転車をこいでいる間だけ明かりがつくのを見て、電気が消耗品であることを学べます。つまり、節電についてが学べるのです!



 リケチェン!メンバーのさえこが考えたのは良い香りがする花の形をしたおもちゃ。
昼だけ香りを出すことのできる物質があったりするので、そのような知識を使って、ある特定の条件で香りを発するように設計されています。
その条件とはずばり、明るさ、水の量、水をあげる間隔など!それらの調節が上手くいけば香りが発せられます。
細胞内のシグナル伝達とかではいろいろな要因が関係しているので、それに似ている感じで香りを発するには様々な条件が必要となります。



 リケチェン!メンバーのゆんが描いたのはスマホの絵でした。実際のおもちゃとはスマホではなく、アプリ。
スマホのアプリはプログラミングで作られているので、そこに経営工学科の知識が使われています。
アプリの内容も経営工学らしく、パソコンの作り方やプログラミングの作り方がパズル形式で学べるアプリです。

*テーマ*
みんなで1つの部屋を作りたいと思います。
自分の専門分野を生かしてインテリアなどを提案してください。



 アイデアを提案した人で色分けがされています。5色が混ざり合っていますね。
たった1つの部屋でも、一見関係のない専門分野を学んでいる5人でも、このように”つながり”があるのです!


以上が第2部の様子です。
ひなこさん、ゆきなさん、めぐさん、ご協力ありがとうございました。
第1部の記事はこちらから読むことができます。